若者応援団からのメッセージ

私はもともと女優さんになりたくて吉本に入りました。
でも当時のマネージャーさんに、「お前を女優にすることは難しい。ここは吉本だから、お笑いなら色んな人が教えてくれる！稲垣はお笑いをしなさい！」と言われました。

昔からの夢だった女優さんになれなくて、やったこともないお笑いをやる…
全く先が見えなくて、ネタもどうやって考えたらいいかわからないし、舞台ではすべってばかり。正直初めは苦痛しかありませんでした。

でもある日の舞台で私たちの漫才を見てお客さんが笑ってくれたんです。
そのときは、全身感動で鳥肌がたって「笑わすってこんなに気持ちがいいことなんだ！！」と、もう病み付きにりました。
今ではずーっとお笑いをやっていけたらいいなと思うくらいです。

この経験から、人生どうなるかわからないな～と思います。
ふとしたきっかけでそれまで素通りしてきたものが、人生の生き甲斐になったりすることもあるかもしれないので、まだなにも見つからないという人は、何か一つ小さなことでもいいですから、はじめみてはいかがでしょうか？

意外な楽しさに出会うかもしれませんよ。