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2011年11月23日
第1回 大阪ニート100人会議会議レポート
REPORT 02状況からの脱出ねらい、声集める。

佐藤さん:高卒後就職した会社で、社会人としてのマナーがなっていないなどと上司に怒られていた。今なら充分に理解できる指示も当時は素直に聞けずに退社 。これからは怒ってくれる人の話を受け入れ、活かしていきたい。
桜井さん:会社を辞め、ニート状態になって6年。退社のきっかけは孤独感。昼の休憩時、ほかの人はグループで過ごしているのに、自分はいつも一人。次第にその場にいることすら苦痛になってきた。
村田さん:若者自体も発言力は弱いが、二ートはさらに弱い。このような場なら、普段はガンガン発言できない人も話しやすいのでは。思っていることを出して伝えていきたい。
ニート状態になった事情や現在置かれている状況は、人それぞれだ。そこで、今どんな困難があり何を必要としているのかを知ることからスタート。二ートやひきこもりに関する支援の仕組み、就労支援窓口などについて大阪府から説明を受けた後、感じたこと・思っていることを語り合った。
会議は、4~5名ずつに分かれ、途中席替えを繰り返しながら進行。一人ひとりの意見を引き出すよう工夫し、誰もが気軽に発言できる和やかな雰囲気で行われた。思いついたことはテーブル上の模造紙に書き込む仕組みで、発言の苦手な人も思いを伝えられるよう配慮した。
■ 困っていること、足りないもの(一部抜粋)
- 目標がみつからない
- 失敗を許されない時代
- 困っていることがわからない。
- 人との距離の取り方がわからない。
- 仕事と生活のバランス
- 正社員じゃなければ発言権がない。
- 相談に行っても、たらい回しにされる。
■ どんな仕組みが必要?(一部抜粋)
- 定職に就くのが当たり前という考えを変える
- ニートOKの企業が少ないので増えてほしい
- 中卒や高卒でも社会に出ていける
- 働く時間を減らし、仕事がない人とシェアする
- 在宅の活用支援機関の一本化
- コミュニケーション方法を教えてくれるところ
- まずはバイトで稼いで、その金で職探しという人生も認めてほしい
- トライアル雇用
■ 就職活動や職場体験で感じたこと、苦労したこと(アンケートから一部抜粋)
- 履歴書に書くエピソードがほとんどない
- 面接ではニート・ひきこもりを不利だから隠した方がいいよと言われ、なぜ堂々とできないんだろうと思った
- 周りに気を遣いすぎて仕事どころではない
- 就職活動にすごくお金がかかること
- 職場の暗黙のルールをのみこめないとはじかれる
- お前みたいなやつに支払う給料はないと申し込みのとき、電話で言われた
- 自分の仕事の失敗になかなか自分で立ち直ることができない








