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2011年12月15日
第2回 レイブル就労モデル検討会議会議レポート
REPORT 01支援現場から見えてくるレイブルの実態

「大阪ニート100人会議」でレイブルの若者からの想いやご意見を受け、更なる就労モデルの検討とその実現を目指し「第2回レイブル就労モデル検討会議」を実施。この会議には、大阪府内でニート・ひきこもり等の支援を行う支援団体の皆様と、ニート・ひきこもりに関する有識者や各業界からのオブザーバーの方々にご出席いただいた。
レイブルの若者を就労に結びつけるため、わたしたちが企業に提案できる仕組みやプログラムはどのようなものなのか。そしてその実現の可能性を少しでも高くするためにできることは何なのか。普段の支援を通じて見えてくるレイブルの実態をよく理解している支援団体の皆様から、現場に寄り添った様々な意見が飛び交った。
【検討会議にご参加いただいた支援団体一覧】
・NPO法人淡路プラッツ
・A´ワーク創造館
・NPO法人大阪虹の会
・NPO法人おおさか若者就職支援機構
・財団法人大阪労働協会
・NPO法人関西青少年自立支援センターNOLA
・NPO法人ソル・ライフ・ネット
・社会福祉法人つむぎ福祉会
・ネクストステージ大阪LLP
・NPO法人フェルマータ
・NPO法人ホース・フレンズ事務局
・NPO法人み・らいず
まずは、各支援団体の皆様に、支援にあたっているレイブルの実態や普段の支援活動の中で感じていること、レイブルの就労に向けて立ちはだかる問題等を発表していただいた。
■ 各支援団体を利用しているレイブルの特徴
(すべてのレイブルに当てはまるわけではありません。)
- 知っている職業の幅が狭い。幅広い職種を知る機会がない
- 優しく、誠実な若者が多い
- 社会・職業経験が浅い。それに起因する自信の喪失、無力感をもつ若者もいる
- 自己肯定観が低く、必要以上に、社会経験不足を卑下してしまう
- 事務、軽作業、ルーティンワークを希望する人が多い
- 肉体的にも精神的にも体力が不足している
- コミュニケーションが苦手だが、真面目でコツコツと働ける姿勢がある
- 一歩を踏み出すことに臆病になってしまう。または方法がわからない
職場の人間関係や働き方に馴染めなかった経験から就職活動に対して臆病になっていたり、幾度も就職活動にチャレンジしようとするものの履歴書が埋まらず立ち止まってしまうなど、レイブルの実態はその個人によってさまざま。ひとりひとりの実態に寄り添った支援の形が求められている。








